みーのぺーじ

みーが趣味でやっているPCやソフトウェアについて.Python, Javascript, Processing, Unityなど.

デュアルディスプレイのiMacとスピーカーの配置・接続

注意:みーはスピーカーやアンプに多少のこだわりがありますが、音の専門家ではないので、この点を考慮したうえで以下の記事をお読みください。

みーの現在の配置

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これがみーの机です。iMac 2011(21.5 inch)とMITSUBISHI Diamondcrysta RDT232WLM(23 inch)を使ってデュアルディスプレイにしています。この2つを挟むようにしてOnkyoのスピーカーを設置しています。

いろいろと試行錯誤を重ねた結果、このような配置に行きつきました。

ディスプレイとスピーカーは対立する

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リスニングポジションの対立

みーの考えではディスプレイを広くすればするほどスピーカーの配置は難しくなります。ディスプレイが広くなるとスピーカー同士の距離が離れます。一般的に、スピーカー2つを1辺とする正三角形の3つ目の頂点がリスニングポジションとなるらしいです。ということは、ディスプレイが広いほどリスニングポジションがディスプレイから離れてしまいます。しかしあまり離れると文字が見えなくなってしまうので、現実的には潰れた2等辺三角形とならざるを得ません。(右図)

参考:http://d-monotone.blog.so-net.ne.jp/SpeakerSetupGuidelines

ディスプレイはできるだけ奥に、でもスピーカーは壁から離す

画面からの距離を取るために、ディスプレイはできるだけ奥に置きたいです。しかしスピーカーを壁に近づけすぎると、反射音で重低音が増強されます。

参考:http://d-monotone.blog.so-net.ne.jp/SpeakerSetupGuidelines

以上の対立を克服するために少し工夫してみます。

ディスプレイは少し内向きに

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上の写真を見てもらえば分かると思いますが、みーは2つのディスプレイを少し内向きに設置しています。こうすると画面が見やすいというのもあるのですが、ディスプレイの外側が手前に来るのでスピーカーを置く場所ができるわけです。(右図)

スピーカーの角度調節は基本

http://blog.ippinkan.com/archives/20000929171354にスピーカーの調節方法がまとめてあります。簡単にまとめておきます。まずホワイトノイズを用意します。Audacityというフリーソフトを使うとホワイトノイズを簡単に作成することができます。

Download : http://audacity.sourceforge.net/?lang=ja)

片方のスピーカーのみからホワイトノイズを出力しつつ、スピーカーの向きを少しづつ動かしていきます。

ノイズの音が「濁った音が混じったモーやジャーという音」から、「濁りの少ないサーやシャー音」に変わってきたら、それは悪い反射が減って音が良くなってきた証拠です。

らしいです。根気よく調節します。

Macとアンプの接続

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USB DACを使う

iMacとアンプをつなぐ方法はLine端子が一般的でしょうか。みーはちょっとこだわって、USB DACを用いて、USBを光デジタルに変換してアンプにつなげています。こうすると、アンプまでデジタル信号なので、Lineケーブルなんかにこだわる必要ないからです。USB DACはOnkyoのデジタルメディアトランスポートを使っています。ちょっと難がありますがiPod touchも接続できるので便利です(どういう難があるのかは下に)。音質が劣化せず、汎用性も高いので、みーはかなり気に入っています。まとめると、iMacとアンプの間にはUSB DACをはさんで、USBと光デジタルでつなげるのがコストパフォーマンスが最も高いと考えられるわけです。

デジタルメディアトランスポートND-S1

iPod touchやiPhoneがつながる、というのが謳い文句です。これはこれで正しいのですが、デジタルメディアトランスポートに差した瞬間にiPod touch のCPU使用率が20%跳ね上がります。なんとなく動作が緩慢になるのです。これが唯一のデメリット。それ以外は、デザイン・大きさ・性能すべて満足しています。あと、つなげるのにiPod touchのカバーを逐一外さないといけないところが残念ですが、これはすべてのドッグ系アクセサリにあるデメリットなので目をつぶることにします。

みーのオススメする接続方法

以上をまとめると右図のような感じでつなげるわけです。

USB DACをオススメするもう1つの理由

実はUSB DACはドライバ不要です。つまり、WindowsでもMacでもLinuxでも、USBをサポートするOSなら対応しているわけです。ちなみにND-S1はWindows XP, Windows 7, Mac OS SnowLeopard, Lion, Ubuntu 10.04, 12.04で正常に動作しました。

参考:http://www.pc-audio-fan.com/special/usb-dac-research/20101115_1438/

もちろんLine端子も上記のOSで使えますが、USB DACはドライバーが対応していないのではないかと心配する必要はありません。(みーはもちろんすべてのUSB DACがすべての環境で使用できることを保証するわけではありません。) この点はみーのようにいろいろなOSを使う人には重要な問題です。

2013.10現在では、みーはiMacに直接光デジタルケーブルを繋げて、アンプに接続しています。理由は5.1ch対応のシアターアンプを導入したからで、みーのDACだと5.1ch対応ではなかったからです。また、iMacには光デジタルケーブルをデフォルトで接続することが可能(ミニピンタイプ)なので、DACを介するよりもシンプルな構成になっていいのではないかと考えています。

Macでの音量とアンプでの音量は違う

Macで音楽を再生する場合は、iTunesやVLC playerなどのソフトを使用すると思いますが、音質を求める場合、音量調節を一工夫するだけで随分と効果が出ます。

ソフトの音量は常に100%にしアンプで音量調節する、というのが鉄則です。

なぜなら、ソフトで音量を絞ると情報が少なくなってしまうからです。最大音量でアンプに伝えてアンプで絞れば情報がフルに活用できる、とみーは考えています。

まとめ

以上をまとめると

  • スピーカーとディスプレイの双方の良さを引き出せる配置の検討
  • USB DACを用いたデジタル信号の活用
  • 音量の調節方法の工夫

などを考えて、自分なりに満足できればいいのかなと思います。

この記事が自分用の最高のPC環境を築く際の参考になれば幸いです。

2012.2.26

2012.7.21追記

2013.10.8 追記