ステレオアンプにトールボーイスピーカー D-109XE(D) を接続して使っていました.重低音があまり出ないのが不満だったので,ステレオアンプを2.1chアンプに置き換えて,サブウーファーを追加することで,重低音を楽しめるであろう構成に替えてみました.
2.1chアンプを3999円,サブウーファーを4000円弱で購入したので,追加に要した費用は8000円でした.
2.1chアンプ Fosi Audio ZK-TB21
チップ: TPA3116D2
入力モード Bluetooth / 3.5mm AUX
仕事の電圧。DC 12V-24V
チャンネル:2.1CHステレオ出力
インピーダンス 4~8Ω
適合スピーカー 50〜300W
以下の図のような,ステレオアンプに,パッシブサブウーファーを駆動するアンプを合体させたような構成になっております.
基盤のはんだ付けはされていましたが,保護する板を取り付けるなどの組み立てが必要でした.ACアダプターは別売りだったので,自宅にたまたま余っていたDC 15 V 4 A出力のアダプターを電源にしました.問題なく音が出ました.
高さが3cm弱なので,モニターの下に設置し,簡単に操作できるようにしました.小さいと取り回しが楽です.
サブウーファー SA-WCT780
ソニーのサウンドバー HT-CT780 に付属するアクティブサブウーファーです.
このサブウーファーは無線接続のみ対応なので,動作確認ができないジャンク品として4000円弱で販売されていました.アクティブスピーカーなので,内部に以下のようなDC 32 V電源ユニットとアンプが搭載されていましたが,これらを切除すれば普通の4Ωパッシブサブウーファーとして使用できますので,少し改造することにしました.
スピーカーの裏側のパネルを外して基盤を取り除いたところ,スピーカーケーブルとLEDケーブルが出ていました.スピーカーケーブルにアンプをそのまま接続したところ,音が出ました.
クロスオーバー調整
スイープ音源を使って周波数特性を確認しました.Spectroidというスペクトラムアナライザーアプリを使ってスマートフォンで測定しました.赤い線が結果です.
サブウーファー単体
40 Hzから1000 Hzまで,おおむねフラットに出力できるようです.
ツィーター/ウーファー D-109XE(D) 単体
80Hzから10000Hzまで,おおむねフラットに出力できるようです.メーカーの仕様には定格周波数範囲: 55Hz~80kHz と記載されていますが,そこまでの性能は出ないようです.
したがって,カットオフ周波数を80-100 Hzで調整するのがよさそうです.2.1chアンプの調整ダイアルには目盛りがなかったので,スイープ音源とスペクトラムアナライザーを使って,それっぽい感じに調整しました.
まとめ
1万円弱でオーディオ環境を更新しました.新しい2.1chアンプの音色は良好で気に入っています.ダイアルには目盛りがついていないので,どういう数値が設定されているのか,感覚的にしかわかりませんが,スペクトラムアナライザーを使えば調整が可能なので,使用に問題はありません.
サブウーファーを追加して,今まで聞いていた音源にはこんな音も含まれていたのか,という新しい気付きもあったので,とてもよい買い物ができました.