楽天モバイルは,通信をあまりしなければ月額利用料無料で電話し放題*1なので,サブの回線として使用しています.みーのスマートフォンはデュアルSIMに対応しているので,ドコモ回線のMNVOのSIM(以降メインSIMと表記)と,楽天モバイルのSIM(以降サブSIMと表記)を2個使っています.
AndroidでRakuten Linkアプリを使用して電話をかけるときに,データ通信をメインSIMに設定していると,電話が繋がらなかったり,繋がったとしても音質がとても悪い状態でした.
楽天モバイルのFAQに,Rakuten Linkはメッセージの送受信,電話の受発信にデータ利用量を使用するかを疑問に思うことを想定するべき手段を用いていることが記載されていますので,間接的ですが,どうやらRakuten Linkはデータ通信を使って電話をするようです.
●毎月のデータ利用量によってプラン料金が変動しますが、データ利用量には何が含まれますか
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以下のご利用については、プラン料金に影響を与える「データ利用量」には含まれません。
・「Rakuten Link」を利用したメッセージの送受信、電話の受発信*2
したがって,楽天モバイルのRakuten Linkで通話をするときは,データ通信の速度が重要となるわけです.
実際に,いくつかの条件で,同じ場所から同じ宛先に電話して検証しました.
メインSIMでデータ通信をして通話
ネットワーク品質は「悪い」となりました.実際,聞き取れないような音質でした.
WiFiでデータ通信をして電話
ネットワーク品質は「良好」となりました.問題なく相手の声が聞き取れました.
サブSIMでデータ通信をして通話
ネットワーク品質は「最適」となりました.問題なく相手の声が聞き取れました.なお,楽天モバイルの電波がとてもよく入る所で電話しました.
これらの検証から,Rakuten Linkアプリで電話をするときは,データ通信の速度が重要だと言えます.
楽天モバイルをメイン回線として使用すれば,このような問題は発生しないと思われますが,費用などの理由から楽天モバイルをサブ回線として使用している場合は,電話をかけるたびに,データ通信SIMを楽天モバイルに変更するか,十分な通信速度のWiFiに接続してから電話をするべきです.