AndroidではUSB host mode (OTG) がサポートされており,Android 3.1以上で動作すると記載があります.従って,理論的にはデバイスをUSBで接続すれば,Androidスマートフォンで使用できるはずです.
USB host overview | Android Developers
実際に動作するのか確認してみました.
使用したデバイス
- OPPO Reno A ColorOS 6.0
- USB Type C to Type A アダプター (ダイソーで100円で購入)
- USBハブ 6in1 Type C (Amazonで3000円で購入 ASIN:B07MQ4MTKF)
- Logicool Unifying ワイヤレスマウス M560
- 東プレ REALFORCE キーボード
- Logicool Webカメラ C270n
OTG接続を有効にする
ColorOS 6.0で,設定 > その他の設定 > OTG接続 を有効にします.デフォルトでは無効になっているので,デバイスを使用する度にこの操作を行う必要があります.
マウス
OPPO Reno AはUSB C端子を搭載しているのに対して多くのUSBデバイスはUSB A端子です.アダプターを使う必要があります.USB Type C to Type A アダプターを使用して,Unifyingレシーバーを接続したところ,マウスカーソルが表示され,マウスで操作できるようになりました.
スクロールも可能で,パソコンと同様に操作できました.ダイソーの100円のアダプターですが,しっかりとOTGに対応しているみたいです.よいです.
キーボード
先程のUSB Type C to Type A アダプターを使用し,東プレ REALFORCE キーボードを接続したところ,問題なく動作しました.
Androidは物理キーボードを接続すると,ソフトウェアキーボードが非表示になります.
よいです.
Webカメラの使用
Android用の外部カメラ対応アプリとして, OTG View を使用します.
まず,USB Type C to Type A アダプター でWebカメラを接続しましたが,起動しませんでした.
スマートフォンが供給できる電流では不十分なのかもしれないと考え,PD充電に対応しているUSBハブ 6in1 Type Cを使用したところ,動作しました.下の写真で最も右にあるケーブルはPD充電器を接続しています.
ただし,非常に不安定です.1分ほどするとエラーが表示されてアプリごと終了してしまいます.また,上記のように接続してもうまく動作しないことがあります.
スマートフォンには内蔵カメラが搭載されいてることがほとんどなので,わざわざUSBでWebカメラを接続して使用する人は少ないため,十分にテストされていないのかもしれません.だめです.
まとめ
AndroidのOTGでは,マウスとキーボードは問題なく使用できますが,Webカメラは安定せず厳しいようです.