みー流 Macのメンテナンス では、Macを常に快適に使用できるようにします。
その方法とは、「定期的なOSのクリーンインストール」です。OSを常に新しい状態に保つことで、OS本来のスピートでキビキビと動作します。また、エラーの数が格段に減るので、ストレスも格段に減ります。クリーンインストールによって、OSは本来あるべき姿になるからです。OSは使っていくうちに不整合が起こり、エラーが発生するのです。
OSのクリーンインストールと聞くと面倒なイメージを持っている人が多いとは思いますが、クリーンインストールは一度やってみれば単純な作業であることが分かります。
以下、自分用メモを兼ねて作業をマニュアル化しています。参考にしてください。
(注意)OSのクリーンインストールでは、バックアップをとっていないデータはすべて失われます。必要なデータは必ずバックアップしてください。
Macの構成
みーのMac
- iMac 2011
- OS X Mountain Lion 10.8.2
- My Book Thunderbolt Duo 6T (データ管理とTimeMachine用の外付けHDD =HDD A)
- USB接続の外付けHDD (データバックアップ用 = HDD B)
構成が異なる場合は、適宜読み替えてください。また、みーのMacのように、個人用データは外部のHDDに保存し、Macの内蔵HDDはシステム用ファイルのみとすることをおすすめします。このようにすれば、再インストールするときの個人用データのコピーに大量の時間をかける必要がなくなるのです。
Macのメンテナンス方法
バックアップ作成
Time Machineでバックアップを実行
HDD AのデータをすべてHDD Bに上書きコピー
Macの初期化
外付けHDDをすべてMacから外す
Optionキーを押しながら再起動し、リカバリーパーティションから起動
Disk Utilityを起動
内蔵HDDをMac OS Extended (Journaled) でフォーマット (ここで内蔵HDDのデータがすべて消去される)
OS Xの再インストール (30分ほど放置)
Macの中身をもとに戻す
Macを起動
Software Update を実行
HDD Aを繋げる
/Users/xxx に必要なファイルをコピー or HDD Aへのエイリアスを作成
/Applications に必要なファイルをコピー、ソフトのインストール
FinderやDockなどのシステム設定を好みに変える
以上のステップを、Macが最近遅くなったなと感じた時に実行します。みーの場合は4ヶ月おきぐらいでやっています。
コツ・さらなる効率化
/Applicationsのファイルは、HDD Aにまるごとコピーしておきます。再インストールしたら、/Applicationsへ戻します。appを試しに実行します。正常に実行できたらよし、とします。エラーがでたり変な挙動をしたら、削除します。インストールするためのdmgファイルをダウンロードし、HDD Aに保存してから、インストールします。これを繰り返すことで、Macの中身をもとに戻す時に楽にソフトをインストールできるようになります。
ホームディレクトリを外付けHDDへ移動する、ホームディレクトリを外付けHDDへのシンボリックリンクにする、などといったアイディアもあります。みーも試して見たのですが、エラーがよく出るのでおすすめしません。ホームディレクトリが規定の場所にないと混乱するソフトも少なくないようです。
Time Machineからシステムを復元しても、あまり意味がないと思われます。クリーンインストールによって不要なキャッシュ・不正な設定ファイル・余計なソフトが削除されるので、意味があるのです。もちろん、システムに問題が発生した場合は、Time Machineから復元するべきです。