みーのぺーじ

みーが趣味でやっているPCやソフトウェアについて.Python, Javascript, Processing, Unityなど.

GA4 と UA のユーザー数が異なる問題

みーが運営しているブログに Google Analytics 4 (GA4) と Universal Analytics (UA) の両方を導入してアクセス解析をしています.2022年10月頃までは両者のユーザー数はほぼ同じ (誤差1%程度) で推移していたのですが,11月頃から, GA4 のユーザー数のみが半減しました.この変化は UA では確認されず,サーバーのアクセスログも解析しましたが,ユーザー数は横ばいで推移しており, UA4 のデータは怪しいのではないかと感じました.

比較のため,同一期間のユーザー数を,週ごとに集計したグラフを掲載します.スケールと実際の値は隠していますが,開始週の数値はほぼ一致していることから比較が可能です.

Google Analytics 4 (GA4)

Universal Analytics (UA)

GA4 と UA のユーザー数の差を考える

しきい値の問題

GA4 にはしきい値 (data threshold) が設定される場合があるようです.これにより,ユーザー数が減少する場合があるようです.上記の比較において,GA4 にしきい値が設定されていないことを確認しましたので,これが原因ではなさそうです.

[GA4] Data thresholds - Analytics Help

測定方法の違い

ユニバーサル アナリティクスでは、ほとんどのレポートで「合計ユーザー数」(「ユーザー」と表示されます)に焦点が当てられ、GA4 では「アクティブ ユーザー」(「ユーザー」とも表示されます)に焦点が当てられます。このように、どちらの場合でも「ユーザー」という用語が表示されますが、UA では「合計ユーザー数」、GA4 では、「アクティブ ユーザー」が使用されているため、UA と GA4 ではこの指標の計算が異なります。
ウェブサイトへの再アクセスの頻度によっては、UA の「合計ユーザー数」指標と GA4 の「アクティブ ユーザー」指標はほぼ同じ数値になることがあります。

[UA→GA4] Comparing metrics: Google Analytics 4 vs Universal Analytics - Analytics Help

そもそも測定する方法が異なるようなので,差が出るのは当たり前のようです.しかし,GA4 と UA のユーザー数を単純に比較できないならば,管理しているブログを客観的に評価しずらくなるので,アクセス解析の意義が薄れてしまうように思います.

2023年7月までは GA4 と UA を併用できるので,それまでにきちんと比較できるようなデータを引き続き集め,再度検討しようと思います.

参考資料