独自ドメインでメールアドレスを運用する時の注意点をまとめました.
DNSレコードの設定
MXレコードを設定します.これによりひとまずメールが扱えるようになります.
DNSレコードの編集 | レンタルサーバーならエックスサーバー
MXレコードの優先度は,慣例に習って10から開始するのが無難です.優先度を0に設定するとエラーとなる送信元を経験したことがあります.
SPFレコードの追加
以下のようなTXTレコードです.これにより,独自ドメインからの送信が許可されているサーバーを指定することで,他人がなりすますことが難しくなります.レコードを1個追加するだけなので簡単です.
example.com TXT v=spf1 +a:sv***.xserver.jp +a:example.com +mx ~all
SPF Record Testing Tools
以下のサイトで,SPFレコードが有効かどうかをテストすることができます.
ドメインを入力すると,DNSサーバーに問い合わせて内容を確認してくれます.正しい設定ならば,
SPF record passed validation test with pySPF (Python SPF library)!
と表示されます.
Gmailで設定を確認する
独自ドメインのメールアドレスから,自分のGmailにメールを送信すると,Gmailが確認したSPF情報をソースから確認できます.正しい設定ならば,
ARC-Authentication-Results: i=1; mx.google.com; spf=pass (google.com: domain of admin@example.com designates xx.xx.xx.xx as permitted sender) smtp.mailfrom=admin@example.com
と表示されます.
また,送信時の暗号化の情報なども評価してくれるので便利です.
セキュリティ: 標準的な暗号化(TLS) 詳細を表示