先日シンガポールに旅行に行ってきました.シンガポールのMRT(=電車)の切符はすべて非接触型になっていたのでびっくりしました.日本にもSUICAやICOCAなどは存在しますが,まだ磁気式のものが普通に使われています.
日本のICカードと違って,わりとペラペラな紙で,負ったり曲げたりも容易にできるので,中身はどうなっているのだろうと疑問に思い分解してみました.
基盤の部分の表裏に2枚の紙がのりで貼りあわせてある構造でした.下の写真のように回路が出現しました.
アルミニウム製と思われる金属の回路は,1本の線が6回ループしている構造となっていました.左上が外側と内側の回路を繋ぐ部分で,左下の内側に出っ張っている部分の間に小さなICチップが入っていると思われました.みーの顕微鏡で同部位を拡大すると,以下のように配線の間にICチップと思われる部品が取り付けられていました.
これらの構造を見る限り,下の写真に示されているようなシステムであることに間違いなさそうです.