タニタの体組成計が,ヘルスプラネットに対応しているため使用し始めましたが,データをサーバーに記録してくれるものの,データを活用しにくいことが分かりました.エクスポートする公式の方法もなさそうで*1,APIがあるものの一部のデータのみ対応で*2,データが永遠に保存される保証はない*3,というサービスのようで,不便です.無料で利用できるので仕方がないかもしれません.
しかし,日本で入手可能な体組成計のうち,測定結果が比較的信頼でき,外部に電子データを出力可能なものは,タニタのインナースキャンデュアル一択なので,仕方なくヘルスプラネットから非公式な方法でデータを取り出す方法を検討しました.
ヘルスプラネットのウェブサイトを見ていたら,ログインした状態で,https://www.healthplanet.jp/graph/graph.json?day=<:day>&page=1&kind=<:kind>
というURLに値を代入してGETリクエストを送信すると,JSON形式でデータが得られることが分かりました.
<:day>
は取得する期間の日数です.<:kind>
は取得する項目の番号をカンマで区切った文字列をパーセントエンコーディングしたものです.項目の番号は以下の通りです.
- 1 体組成計 - 体重
- 2 体組成計 - 体脂肪率
- 3 体組成計 - 体脂肪量
- 4 体組成計 - 内臓脂肪レベル
- 5 体組成計 - 基礎代謝量
- 6 体組成計 - 筋肉量
- 7 体組成計 - 推定骨量
- 14 体組成計 - 体内年齢
- 22 体組成計 - 体水分率
- 23 体組成計 - 筋質点数(全身)
なお,これは網羅的なリストではありません.
例えば,上記の全項目を1ヶ月分出力するには,以下のURLにGETリクエストを送信すればよいわけです.
データは簡単なJSON形式なので,自由に加工して使用できますね.
非公式の方法なので,使えなくなるかもしれませんが,ひとまずはこの方法でエクスポートできることが分かりました.タニタのインナースキャンデュアルがより便利に活用できそうで満足です.